ゴミ拾いをスタートしてみると、ゴミに関しての色々なニュースが目に付いたり、耳に入ります。不思議なものです。それまでは、よそ事として、見ていたものが全く景色が変わるのです。

凡そ、数十年、昔は、たばこを吸った吸い殻を車の窓を少し開けて、窓の外に放っていたことに何の痛痒も感じなかった、ゴミを公道に捨てても、汚くなるとも思い及ばず、フィルターがそのうち海に流れて、マイクロプラスチックになるとも思い及ばず、何の考えもなく、自分の車が汚れるから、車の外へゴミをポイ捨てしていたことが、灰皿が一杯になると、車を止めて、運転席のドアを開けて、地面の上にひっくり返して捨てることが普通と思っていたことが、若気の至りとはいえ、恥じ入るばかりです。

見る目が変わると景色が変わってくるのです。いろいろなところに、ゴミ、ゴミ、ゴミ、ゴミ、

特に人の目のつきにくい場所に・・・

散歩道のそばにボイ捨てしてあるゴミです。良く見ると一般家庭からのゴミではないようです。

水道に使うか、電気用に使うプラスチック系の材料で作られた蛇腹のホースです。仕事が終わって、残った処分するべき、材料を、不法投棄です。間違いなく公示する業者が不法投棄しているのです。自分の仕事に誇りも信用も全く考えない業者です。こういう業者に仕事を依頼すると、見えるところは仕事をやったように見せて、見えないところは手を抜く。ずさんな工事をすることでしょう。

このゴミの不法投棄は、現在の法律では、罰金1000万円 懲役5年またはその併科に該当する犯罪なのです。こういう犯罪を絶対に許してはならないのですが、不法投棄した業者を特定できるものが見当たらないので、簡単に捕まえられないだけで、警察も殺人事件では、多くの捜査員を動員して、犯人捜しをするのですが、残念ながら、ゴミの不法投棄は、手をこまねいているのでしょう。

よくぞ、こんなゴミを放置していると思うばかりです。東国春元宮崎県知事ではありませんが、「ポイ捨てゴミをどげんかせんと(どうにかしないと)いかん」と思うのです。

こうして、散歩道から教えられて、ゴミとの付き合いが始まり、ゴミのポイ捨ては、自然に対しての人間の不遜そのもので、このままにゴミを捨てて自然に押し付けると、自然から、とんでもないしっぺ返しを受けるような気になってきました。

人間の文明度は、ゴミのポイ捨ての量で決まるのではないだろうか?本当に文明が発達した国は、ゴミのポイ捨ては無いのではないだろうか?発展途上国できれいな国を見たことがありません。ゴミ山をあさって、金になるものを探している国はやはり文明度は低く、環境の汚いこと、汚い理由のほとんどがゴミ。

発展途上国では、ゴミのポイ捨てでなく、ゴミの集積場があって、そこにごみを捨てるようになっていますが、世界の海を、世界の魚を考えたときには、この発展途上国のゴミ処理が一番の問題であることは、明らかですが、今すぐに、発展途上国のゴミ問題に対応ができないので、問題ということを、強く意識しておきたいと思います。次のステップでの課題です。

日本を世界一文明度の高い国にするためには、ゴミのポイ捨てが全くない国になることが一番の近道ではないかと思うようになりました。ゴミのポイ捨てと人間性とは密接な関係があるような気がします。

このゴミのポイ捨てと人間性については、カテゴリー「ゴミのポイ捨てと人間性」で詳しく考えてみたいと思います。

ゴミのポイ捨てのない国、これは、世界一きれいな国になります。それであれば、これは、立派な観光資源になりえます。世界の国から、街にも、村にも、ゴミが一つも落ちていない国、日本を、興味を持って見て回ってくれるのではないでしょうか?

散歩道に感謝することで、この考え方に至り、その実現に、ゴミ拾いからスタートさせて、日本全国にポイ捨ては人類に対しての挑戦であり悪であることを広げて、願わくば、世界にその活動が広がることを祈りつつ、このサイトを成長させ、NP法人を作り、ポイ捨てのない社会の実現に向かって行動を始めます。

参考資料として、海に流出するプラスチックごみの記事がありました。

BBニュースから引用します。:http://www.afpbb.com/articles/-/3039523

海に流出するプラスチックごみ、年間800万トン 中国が最多

2015年2月13日 15:24 発信地:サンノゼ/米国 [ 北米 米国 ]

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海に流出するプラスチックごみ、年間800万トン 中国が最多
フィリピン・マニラで、水面に浮かぶごみからリサイクル用のプラスチックを集める男性(2014年6月21日撮影)。(c)AFP/NOEL CELIS

【2月13日 AFP】不適切な廃棄物処理や不法投棄によって世界各地から海洋に流出したプラスチックごみの量は、2010年の1年間だけで800万トンに上ったとする米大学チームの研究論文が12日、科学誌サイエンス(Science)に掲載された。こうしたプラスチックごみが海洋生物に深刻な危機をもたらしていると警告している。

論文によれば、プラスチックごみの海洋流出が最も多かった国は中国で、インドネシア、フィリピン、ベトナム、スリランカが続いている。

研究では、海に面した192か国・地域における2010年の1人当たりごみ排出量を基にした数理モデルを用い、1年間に海洋に流出したプラスチックごみの量を試算した。排出されるごみに含まれるプラスチックの量や、不適切に処理されたごみの量は、それぞれ1%と仮定した。

海洋に浮かぶごみの量ではなく、海岸線から流出したごみの量を調査した研究は初めて。

ジョージア大学(University of Georgia)のジェナ・ジャムベック(Jenna Jambeck)氏は、何も対策をとらなければ人口が増えるにしたがって状況は悪化し、流出ごみの量は「2025年までに倍増する」との懸念を示している。

ジャムベック氏によれば、プラスチックごみの流出量が多いのは経済発展が著しい新興国で、経済成長の速度に廃棄物処理設備が追いついていないことが背景にある。

研究チームではプラスチックごみの流出を減らすためには、廃棄物管理の整備とプラスチックの消費を減らす取り組みが必要だと指摘。不適切に処理されたプラスチックごみの83%が流出量ワースト上位20か国に由来していることから、既に海洋に浮かんでいるごみを除去するよりも、流出防止に力を注ぐべきだと述べている。

先進国では米国のみが、ごみ流出ワースト上位20か国に入った。これは、1人当たりのごみ廃棄量が多く、海岸線が長いためだという。

(c)AFP/Jean-Louis SANTINI、Kerry SHERIDAN

BBニュースから引用しました。:http://www.afpbb.com/articles/-/3039523

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