私の家は、名古屋市内の名鉄鉄道の駅から徒歩3分の住宅地にあります。名古屋市内の住宅地と言っても良いかもしれません。家の前に小さな道路があって道路の向こうに線路が通ってます。当然、電車の音は大きく聞こえますが、窓を開けてさえいなければ、テレビの声も支障なく聞くことができます。
住宅地を300m位、北に行くと、小高い林があり、その林の中に「金城学院大学」があります。
クリスチャン系の女子大学です。最近、校舎を新築、増築して、外観も、実に素晴らしい建築物となりました。こんなきれいな大学に学んでいる女子学生さんは、皆さん、きれいで、理知的に見えてしまいます。
大学のガードマンさんに立ち話的に聞いてみました。「きれいになりましたね。随分とお金がかかったのでしょうね?」「50~60億らしいよ」との返事で、お金持ちの大学だと分かりました。この女子大学は地元では、有名校なので、定員割れを起こすことはないのでしょうが、校舎を他の大学以上にきれいにして、人気を落とさないように、そして入学の倍率を維持・向上させることのための新築・増築なのでしょうね。
大学の話は、余談で、本題は、この大学の周りに県有林があったり、大きな公園があり、そこが、私たち夫婦の散歩道になっているのです。住宅地を少し離れると林の中の一車線の道路です。所々で車がすれ違える場所がありますが、車の通行もあまりなく、のんびり散歩するには、最高の道路です。
両側は県有林らしく、県有林に入らないようなフェンスが両側に続いています。
近くに、水生園・野鳥観察の森(中央園)があって、野鳥に気付かれないように、のぞき穴のついた壁も設置してあって、名古屋市内に、このような立派な施設があることは、野鳥愛好家にとっては、恵まれているといっても良いでしょう。
水生園・野鳥観察の森(中央園)のサイトは下記です。
https://www.aichi-koen.com/obata/obata-shisetsu/suiseien-chuou/
長年、野鳥観察の森の周りを散歩しても、殆ど人の出入りを見ないのが不思議ではありますが・・・・
散歩の途中に、いろいろな小鳥が飛んでいるところを見ることができますが、季節になると、あちこちで鶯の縄張り争いか、求愛の鳴き声を聞くことができます。
つい最近(7月)、長野県の白馬の栂池自然直物園に行きましたが、ここでも、鶯の声が多く聞くことができました。栂池自然直物園の標高は、1800mなので、鶯は、標高10mから2000m位の非常に広い範囲に住む鳥だということを知りました。
緑ヶ丘カントリークラブというゴルフ場がありますが、すぐその近くに弘法様の石像があります。石像と言っても、石を削ったものでなく、鉄筋であらかたの形を作ったものに、セメントで表面を重ね塗りしたようになってます。いつ頃建てられたかは、不明ですが、かなり前と思われ、弘法様の頭の部分は、一部、セメントが剥がれ落ちそうな部分もあり、立て看板が建てられ、「上部が剥がれ落ちる恐れがありますので、充分にご注意ください」と注意書きが書かれています。
この弘法さんの像の近くには、神社などがなく、緑地公園の中にありますので、いったい誰が最初に建てたのかと思うことがあります。立て看板に「管理者」と書かれていますので、管理者がいることは間違いないのですが・・・・
この弘法さんには、ろうそくや、線香が用意されていて、多くの人が、お参りされています。
散歩の途中で、お賽銭をあげて、ろうそくに火をともし線香をたてて、家族の健康や、平和を祈念してお参りすることも散歩の日課です。
散歩の途中で、視線を左に向けると、林越しに湖が見えます。街の雑踏と違って、自然の樹木や湖は、なぜか心を穏やかに、落ち着かせてくれます。
この湖の周りでは、時々、30cm位あるでしょうか、大きなレンズを付けたカメラをスタンドに立てて、ジッと湖を見ている人を見かけます。多分、野鳥の一瞬の瞬間を捉えようと待っているのでしょうか?
この林や湖の奥には、緑地公園があり、大きな芝生や、子供用の遊具が揃って、休みの日は、多くの親子ずれでにぎわいます。春には、桜並木がきれいな花を咲かせ、桜の下では、あちこちでシートを敷いて、桜見物の人たちでにぎやかです。
名古屋の市内に住んでいながら、こんなに自然に囲まれた、素晴らしい散歩道は他にあるでしょうか?
本当に、ありがとうございます。こんな素晴らしい散歩道を使わせてもらって、しかも、無料で使わせてもらえるのです。運動と、リラクゼーションや何より楽しい時間を与えてくれる、この散歩道に心より感謝を覚えます。
ただ、この散歩道に残念なことがあるのです。住宅地を取りすぎてこの自然の林の散歩道に入るのですが、住宅地の道路には、見られなくて、この自然一杯の散歩道に入ると見るのです。道路の道端やフェンスの奥に、スーパーでもらうレジ袋に入っているゴミが捨ててあるのです。ひどいものは、粗大ごみを不法投棄してあります。人の目のある、住宅地にはほとんどなく、人の目がない、林の散歩道にポイ捨て、不法投棄なのです。
家庭ごみで出せばいいのですが、それが面倒なのでしょうか?わざわざ、車で運んで捨てるのですね。引っ越す時に、不要になった家具などの粗大ごみを、粗大ごみの回収は有料なので、そのお金を惜しんで、車で運んで、不法投棄なのでしょうか?
レジ袋の中のゴミを見ると、外国人が使うような調味料の瓶や、袋があることもあるので、在日外国人と思われますが、在日外国人だけとも思えません。生まれながらの日本人も、多い感じです。
このゴミのポイ捨てに義憤を感じながら、なんとかせにゃいかん!散歩道に感謝とお礼の意味を込めて、このポイ捨てのゴミを回収して、気持ちのいい散歩道に戻したいという気持ちが生まれて、ゴミ拾いのスタートが始まりました。