シドニー港で、大型クルーズ船の横で鯛釣り
シドニー港で、タイ釣り?
シドニーは、オーストラリア南東部、タスマン海に面するニューサウスウェールズ州の州都です。 オーストラリア最大の人口(約400万人)を有し、南半球を代表する世界都市及び金融センターもある大都市です。
シドニーを代表する有名なオペラハウスです。(大型クルーズ船のバルコニーからの写真) この港には、10万トンを超える大型クルーズ船も横付けできる大きな港です。大都市の港と言えば、 横浜港や、神戸港のような感じでしょうか。 エクスプローラー・オブ・ザ・シーズ(13万7千トン) このシドニー港の岸壁から、一般の人でも、無料で魚釣りができます。ただし、その釣り方は厳しく決められています。 25cm以下の鯛はリリースすること。一人2匹まで。 魚の種類ごとに、大きさと数を看板に表示してあります。面白いのは、魚の種類と大きさを図示してあり、スケールを持っていなくても、その看板に釣った魚を当てると、持ち帰ることができるか、リリースしなければならないか分かるようになってます。 やはり、港の海の水は、きれいですね。もちろんゴミも浮かんでいません。 下は、東北地方を代表する松島の観光船の船着き場です。 松島島めぐり観光船の公式サイトは:http://www.matsushima.or.jp/route/index.html 松島の観光船発着場には、結構ゴミが浮かんでいます。海水も汚いという状態で、海の中が見える感じはありません。 松島の五大堂に渡る橋の下のゴミです。 この松島の船着き場には、大型船は、発着はできません。せいぜい数百トンの観光船が発着できる程度です。 この松島港を有する仙台市は、宮城県の中部に位置する同県の県庁所在地かつ政令指定都市。 東北を代表する都市で、宮城県の県庁所在地。人口約100万人。 ここで、シドニーとの対比です。人口400万人の港の海はきれいで、港の海岸から、食べられる魚釣りができる。 大型船の寄港もできない、小さな港で、シドニーに比べれば、まあ、人口の多い都会より人口の少ない田舎の方が自然にあふれて空気も水もきれいだという一般常識からいえば、田舎の港と言っても良いかもしれません。松島港の場合は、一般常識とは異なります。その田舎の港が都会の港よりも汚れて圧倒的に、きたないのです。逆なのです。 その上に、松島は、風光明媚な松島湾を売り物にしている東北を代表する観光地です。風光明媚を売り物にしている観光地の海にごみが浮いている。観光船で、沖に出るとカキの養殖があちこちに見ることができますが、海水は、汚れて汚い感じはしませんが、透き通ってはいません。カキの養殖が有名でもあるのですが、この海水で大丈夫かなという不安も感じました。ただ、栄養豊富という意見もあるのでしょう。この部分は専門家の意見を伺いたいところです。 松島港の海岸で、タイやサバを釣りたいとはゆめゆめ思いませんが、これからきれいな松島湾を観光しようとして、観光船に乗るときには、きれいな海水、ゴミのない海を見たいものです。 これは、仙台市に住んでいる人や、松島で生きている人が、松島に感謝し、自分たちの財産と思えば、必ず手を打てるし、対策を施していけば、ゴミのない、澄んだ海水の松島が再生します。 その志を持つか?どうかということが肝心で、特に、松島で食べさせてもらっている人たちに、早く気づいて欲しいものです。 この記事は、2018年8月に書いているものです。5年後に、松島がどう変わっているか、きれいな海水が戻っているか、期待を込めて楽しみです。