プラ製ストロー相次ぐ廃止=海洋環境配慮、課題も

プラ製ストローの使用の廃止がにわかに先進国から起きています。下記にその記事を掲載していますが、「マイクロプラスチック」の問題で、目先、環境に優しい企業ということを、宣伝のためか、目立つことをしようとするようにも思えます。 破棄されるプラスチック製品の中で、プラスチック製ストローの占める割合は、きわめて少ないと思われます。かつ、ファミレスやカフェで使われるストローは、その店でゴミとして回収され、分別ごみとして処理をされている割合が多いはずです。 問題は、分別ごみとして処理されているものではなく、街の中で、ポイ捨てされる「プラ製ストロー」なのです。ポイ捨てされたプラスチック製品が、雨や水で、川に流れて、海に流れ着いたゴミが海を汚していくのです。 ごくわずかでも、リスクを少なくするために、「プラ製ストロー」の使用の廃止は、やらないより、やったほうが良い程度で、対案もなく、企業のイメージアップの宣伝のために、メディアも話題に飛びついている感があります。 私は、使い捨てのプラスチック製のストローの代わりに、再利用できる天然素材のストローを提案します。ホテルや、飲食店で、使われている再利用の箸と同じようなものです。方法は、色々あります。
プラ製ストロー相次ぐ廃止=海洋環境配慮、課題も 7/16(月) 14:51配信 時事通信 【ワシントン時事】米国などの大手企業でプラスチック製ストローの使用を取りやめる動きが相次いでいる。 廃棄されたストローは海洋を汚染し、生物の体内に取り込まれる問題が指摘されてきた。数年前から盛り上がる草の根的な廃止運動が企業を動かした形だが、廃止には課題もある。 薄い材質のプラスチック製ストローは海水で微小な「マイクロプラスチック」に短時間で分解され、海鳥やクジラ、魚介類が口にする。2015年に投稿された、生きた海ガメの鼻から大量のストロー片が取り出される動画は3000万回以上再生され、反響を呼んだ。 インターネットを介して広まった「ストロー不要」の波を受け、米コーヒーチェーン大手スターバックスは先週、プラスチック製ストローの使用を20年までに取りやめると発表。アメリカン航空も機内で今後使用しない方針を決めた。 追随する動きは広がり、食品業界専門のニュースサイトは「他の企業も『反ストロー主義』を受け入れざるを得なくなる」との見方を示す。 ただ、代替する材料にも課題はある。堆肥化可能なプラスチック製ストローは高価で、生分解するには専用の施設が必要という。紙製は水分に弱く、金属製も曲げられない上に、熱や冷たさを伝えやすいデメリットがある。 体に障害を持つライターは米紙ワシントン・ポストへの寄稿で、障害者がストローなしで直接熱い飲み物を飲めば、やけどをするか、のどを詰まらせる危険性があると指摘。ストロー廃止運動を「障害者の生活が困難になるという視点が全く反映されていない」と批判した。