海のプラごみ削減 国際枠組み

2019年6月17日 中日新聞より

読みにくいので、文字を起こします。

海のプラごみ削減合意

G20閣僚会合 初の国際枠組み

長野県軽井沢町で開かれた二十力国・地域(G20)エネルギー・環境相会合は一六日、海のプラスチックごみ対策の国際枠組み構築に合意し、閉幕した。各国が削減に自主的に取り祖み、内容を定期的に報告して対策を共有することで海の汚染低減を図る。海のプラごみ対策に特化した国際的な枠組みができたのは初めて。削減の数値目標は盛り込まれず、実効性の確保が課題になる。

プラごみ対策に加え、エネルギーや地球温暖化に関する取り組みを含む共同声明を採択した。

声明では、開幕直前に発生したホルムズ海峡付近のタンカー攻撃を念頭に、エネルギー安全保障の重要性の認識で一致。安定供給に向けて、エネルギー源や供給者、輸送ルートの多様化を訴えた

原田義昭環境相は閉幕後の記者会見で「大きな成果を上げることができた」と述べ、二十八、二十九日に大阪市で開くG20首脳会議 (サミット)で、さらに議論を深める考えを示した。日本はサミットで「二〇五〇年に海へのプラごみ流出ゼロ」との目標への合意を模索しており、軽井沢会合の成果で弾みをつけたい考えだ。

プラごみの枠祖みは、秋の国連総会でG20以外の国にも参加を呼び掛ける。G20各国は、適正な廃棄物の処理や海に出たプラごみの回収、各国の対策強化に向けた国際協力などに取り組む。

毎年開いている環境分野の会議の場を活用し、各国の対策の進み具合などを共有する会合を開くことも決めた。初回は秋に日本で開催する予定。
 軽井沢会合では「環境と成長の好循環」の実現促進も打ち出した。地球温暖化
対策の分野では、猛暑や豪雨などによる被害の軽減対策の重要性を確認。温暖化で洪水や高潮が増えると指摘されていることを念頭に、強靭なインフラの役割も強調している。

共同声明のポイント
●海洋プラスチックごみ対策の国際的枠組みを構築する。各国は、自主的な対策に取り組み、内容を定期的に報告、共有する。

●適性は廃棄物管理、海洋プラごみの回収に取り組む。汚染の現状と影響を監視する科学的基盤を強化する。

●再生可能エネルギーの普及などエネルギーシステムの変革の必要性を強調。エネルギー安全保障への懸念の高まりから、エネルギー源や供給者の多様化に重点

●環境と成長の好循環を加速させるため、国際的な取り組みを強化する。

素晴らしい国際会合です。なんと素晴らしい出来事でしょう。

海のプラごみ対策に特化した国際的な枠組みができたのは初めて。なのです。

会合に出られた、政治家や、官僚は、下記の本も読まれたことでしょう。

クジラのおなかからプラスチックごみ

保坂 直紀 (著)

プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する

チャールズ・モア (著), カッサンドラ・フィリップス (著), 海輪 由香子 (翻訳)

海洋プラスチックごみとウミガメ

クラゲを食べるウミガメの映像がナショナルジオグラフィックから公開されています.

 

これらの本の内容や、記事をご存じなのでしょう。

初めての国際会議で素晴らしいことですが、何と、悠長な、鷹揚な、のんびりした、総論賛成、総花的で、こんな会議に、経費をかけていいのかという疑問を持ってしまいます。

2050年までに、プラスチックの廃棄物はゼロにする。これはすべてのプラスチックの代替品を作り、この世から、プラスチック製品を無くすということでしょう。素晴らしいことです。

約30年後に実現できることは素晴らしいことですが、現実は、毎年、世界では、800万トンのプラスチックごみが海に流れ込んでいるということにたいしては、何の対策もありません。皆で、今後話し合っていこうね。そうだ。そうだ。の会議です。

このままでは、50年までに、世界の海の魚の総重量を海のプラごみの重量が上回ると警告されていますが、それまでには、プラスチック製品をゼロにするから、良いとでもいうのでしょうか?もちろん、国として、プラスチック製品の代替品の開発、プラスチック製品の生産中止へと、ガイドラインを作り、国の取り組み事業として、50年までに、いやそれ以前に実現できるように、国策実現へのリーダーシップを発揮してもらわなくてはなりません。

その長期的戦略の前に、効果の高い、戦術を見直さなくてはならないのです。今すぐできることを見つけて、実行できることをしなければならないのです。G20で議題にするには、ゴミのポイ捨てを無くすことは、あまりにも幼稚なのでしょうか?ゴミのポイ捨てを無くすことのような、すぐにでも、誰にでもできることは、議題としては、そぐわないのでしょうか?

とんでもありません。ゴミのポイ捨てを止めること、街のポイ捨てされたごみを拾い集めること。人々に理解してもらい、その気持ちを行動まで、つなげていくことは、実に難しいことですが、国や、メディアが強く訴えれば、共感してくれる人が少しづつ増えてきます。

このゴミのポイ捨てを止める。町のゴミを拾い集める。ゴミを海に流さない。ことが、いま、すぐに、出来る効果的な方法です。この方法を、日本だけでなく、G20に入っている国に広げる、G20に入っているいない国にも広げていくことが、国際会議の喫緊の課題なのです。

 

 

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